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カレーの基礎知識

カレーに良く使われている基本的なパウダースパイスの一覧と解説

カレーで良く使われてるスパイスを解説

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子供の頃から誰しもがカレー粉で作ったカレーに慣れ親しんで来ました。世の中の大半の方はカレー粉はカレー粉として捕らえていて中に何が入っているかなんて考えた事も無いと思います。

しかしひょんな時に「カレー粉って何が入ってるんだろう?」と、気になった方もいらっしゃるかもしれません。

今回この記事ではそんな方の為にカレーに良く使われているスパイスを解説しようと思います。普段おうちで漬かっているカレー粉の成分表示欄とこの記事を合わせて見ればどんな物が使われてて、さらにどんな役割なのかが分かるようになっていますので参考にしてみて下さい。

ここで紹介しているスパイス以外にも例えば南インドや北インドでは良く使うスパイスが異なっていたりするのですが、全てを網羅しようとするととんでもない記事の長さになってしまうので、こちらの記事では良く使われる基本的なパウダースパイスのみを紹介させて頂きます。

ただし

こちらの記事で紹介しているスパイスを揃えるだけでも基本のスパイスカレーならば家で作れるようになります

ので

「スパイスカレーを作ってみたいけど何のスパイスを買えば良いか分からないよ」

なんて最初の一歩につまづいてしまっている方は、是非最後まで読んで参考にしてみて下さい。

ちなみに今回この記事で紹介するスパイスは大体のスーパーでも売ってますし、むしろ100円ショップでお店によっては売ってたりするので入手は容易です。

 

ターメリック(Turmeric)

ターメリック

ターメリック(Turmeric) 別名:秋うこん

インドや熱帯アジア地域が原産のショウガ科の多年草で、成熟した根茎を収穫後に茹で、その後乾燥させて皮を削り取り粉末にした物をスパイスとして使用しています。ショウガ科の植物ですがショウガのような香りや辛味等はありません。

ターメリックの和名は「うこん」になのですが、うこんは世界各地で色々な種類があり、日本で胃薬等に入っているようなうこんと日本でターメリックとして売られている物は種類が違うそうで、スパイスとして売られているターメリックは和名だと「秋うこん」と言う種類になるそうです。

カレーに使う以外にもご飯に混ぜて炊くとほんのり黄色く色づいたターメリックライスが作れます。お米に着色して炊き上げる場合にはサフランを用いて着色したサフランライスもありますが、サフランよりもターメリックを使う方がかなり安く済む為、インド&ネパール系のカレー店でカレーセットを頼むと出てくる黄色いご飯は大体ターメリックライスです。

 

コリアンダー(Coriander)

地中海沿岸が原産のセリ科の一年草。タイ語だとパクチー、中国語だと香菜(シャンツァイ)と呼ばれており日本には10世紀ごろに渡来していたそうです。

カレーのスパイスとして使用されているのは乾燥させた種子を細かく砕いた物ですが、それとは別に葉の部分を刻んで使うことも良くあります。葉の部分はカメムシと似た独特のニオイがある為好き嫌いが分かれますが、種子はそういうタイプのクセは無く仄かに甘みを感じるような味と香りなので葉のパクチーが苦手な方でもスパイスは平気な方が多いと思われます。

カレーの他にメキシコ料理等でも使われることがあり、ターメリックなんかは入れすぎると苦くなってしまったりするのですが、コリアンダーパウダーは割と分量適当に入れても味がおかしなことになりにくいので遠慮なくたっぷり使えるのが良い所。

 

レッドペッパー(Red pepper)

レッドペッパー

赤く熟したトウガラシの実を乾燥させた物で、似たような物にカイエンペッパーやチリペッパーなんてのもあります。

それぞれの違いについてですが、基本的には明確な区分は無くどれも同じ物と考えても良いようです。ただしメーカーによってはそれぞれの名称で違いを設けている場合もあり、例えばエスビー食品の場合、チリペッパーは乾燥させた唐辛子のみを仕様した商品で、レッドペッパーは焙煎した唐辛子も加えた商品と言う形で別の商品として売っているようです。

わざわざ言う必要も無いかもしれませんが、レッドペッパーは辛味を担当する役割を担っているスパイスで、うっかり入れすぎてしまうと後戻り出来ないような物が出来上がってしまいますのでご注意下さい。

 

 

本当に必要最低限の材料だけでカレーを作るとしたら、上記3種のスパイスだけでもスパイスカレーを作る事は可能

 

ただしもう1つ、あると無いとで風味にかなりの差が出るスパイスがあり、むしろインドカレーと聞いて大多数の方が想像する香りの大多数は下記スパイスが担っており、使用頻度で言えば上記スパイスに負けじ劣らじな位に多い為、紹介させて頂きます。

 

クミン(Cumin)

クミン

セリ科の一年生草本で中東からインドまでに自生しており、インドではジーラ(jeera)と呼ばれています。強い芳香が特徴で正に「THE・エスニック」みたいな風味です。

クミンはインドやその周辺国以外の様々な地域でもスパイスとして料理に使われており、例えばドラマ版「孤独のグルメ」に登場して一躍有名になったモロッコ料理「ハリラスープ」にもクミンが使われていますし、メキシコ料理等でもクミンを使うメニューが数多くあります。

ちなみにインドの場合クミンを良く使う地域とそうで無い地域に明確な差があり、ざっくり分けると北インドではカレーを作る場合にスタータースパイスとしてクミンの種、所謂クミンシードを使うメニューが多いのですが、逆に南インドの場合カレーに限らずクミンの使用頻度は余り高くありません。

日本のどの街にでも必ず1軒はあるようなインド&ネパール系のカレー店の大多数は北インドのカレーをベースにしたメニューである為、大体のカレーにクミンが使われています。

カレー以外にもライスに混ぜて炊くジーラライスや、ジャガイモと一緒に炒めるアルジラなんてメニューもあったりと用途はかなり多いスパイスです。

 

基本的なチキンカレーを作りたい場合

 

上記で紹介した4種類のスパイス

 

さえ揃えればスパイスは十分、近々私が実際に上記4種のスパイスでカレーを作る様子も公開しますのでそちらを参考になさってみて下さい。

 

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