本格ミールスが頂ける！浅草の南インド料理店「サウスパーク浅草店」のケララフィッシュカレーミールスとマサラドーサセット

浅草にある南インド料理店「サウスパーク」の訪問記事、時系列で言えば前回&前々回の続きとなるので、もしもお時間のあれば是非そちらも合わせて御覧下さい。

こちらのお店は店名を目にした時からずっと行きたいと思ってたお店、店名を聞くたびにカイルのママの悪口を歌うカートマンの姿がどうしても思い浮かんでしまう。

それに合わせて声を当てているLiLiCoのご尊顔も当然ながら思い浮かぶ。

当然ながらこちらのお店は南インドの料理を出しているからこの店名になっただけで上記米アニメとは何の関係も無い（当たり前）

なんだけどもそんなわけで数ヶ月前からずっと店名に惹かれていたお店に念願かなってやっと訪問出来たのである。

サウスパーク浅草店の外観とメニュー

外観

お店があるのは浅草２丁目でつくばエクスプレスの浅草駅からは割と近いけれども、スカイツリーラインの方の浅草駅からだと１km位は歩くハメになる。

なので越谷方面からこちらのお店に向かう場合は、北千住でつくばエクスプレスに乗り換えて行かれるのをお薦めする。

実際グーグルマップのルート検索でもそのルートが一番最短、ちなみに徒歩が一番少ないルートは各駅停車のスカイツリーラインで三ノ輪駅まで行ってそこからバスに乗ると言うルートもあったが、こちらは余り現実的では無い。

浅草店と言うのが気になって調べてみた所、どうやらサウスパークは江東区の大島にもあるようだ。

店内の様子

白を貴重としたスッキリとした店内。

メニュー

ケララの名が冠されているメニューが多い為、こちらは南インドの中でもケララ州の料理をメインに扱っているのだと理解した。

ナンの他にプーリやポロッタ(パラタ)なんかもあったりするのが南インドっぽい。

チキン６５なんかもあったりする、スパイシーな鳥の唐揚げでとっても美味しい。

世間ではヤンニョムチキンが流行っていたりするけれども、そろそろヤンニョムチキンにも飽きたなあなんて方は是非試して頂きたい。

こちらにはカリフラワーのフライ、ゴビ６５があった、このメニューは初めて目にする。

改めて見たら店舗名ロゴに「TASTE OF KERALA」と記載があった。

こちらはバナナリーフミールスの解説、不定期ではありますがバナナリーフミールスも提供されているようなのでいずれ必ず再訪しようと心に誓う。

ドリンクメニュー。

デザートメニュー

機会があれば是非グラブジャムン（丸いドーナツを物凄く甘いシロップに漬けた物）は一度食べてみて頂きたいメニューです、ただし脳天をガツンとやられる位に甘いので好き嫌いは分かれるかも。

ベジタブルカレーとミールスメニュー。

ビリヤニやドーサのメニュー。

逸品メニューも充実。

ビリヤニやコトゥーポロッタってメニューもとっても気になったのだけど、この日はミールス気分だったのでミールスを注文。

ビーフカレーミールスと迷ったけど、折角南インドのお店に来たのだからとフィッシュカレーミールスを選択、私の中では南インドと言えばベジタブルカレーかフィッシュカレーなイメージがある。

同行者はそこまで食べられ無さそうと言う事でドーサを注文する事に。

サウスパーク浅草店のフィッシュカレーミールスとマサラドーサセット

こちらのお店のお冷は綺麗なピンク色だった。なんでもこれはパディンガム水(別名：アーユルヴェーダ・ウォーター）と言う物で、この綺麗な色は和名ではスオウと呼ばれる豆科の木の皮から抽出した物で色づけされているらしい。

ちょっと前にアジアンハンターの小林真樹さんの著書「食べ歩くインド 南・西編」のケーララ料理の解説ページでこの水について触れられているのを目にしていたので「これかぁ！」とテンションが上がった。

食べ歩くインド 南・西編

純粋に読み物として面白く、インド料理の勉強にもなるのでインド料理に興味がある方、インド料理店で何を食べたら良いか分からないなんて方、自分がインド料理店で食べた物が何だったのか知りたい方、等にオススメします。

あと、小林さんの書く文章はインドとかエスニック好きの文章にありがちな「自分はこんなに知ってる」みたいなマウンティングひけらかしみたいな空気が無いのも個人的に好きな所。

奇しくもさっき行ったストロベリーマニアで買ったポップコーン＆クッキーとも色合いがマッチしてて素敵。

こちらがサウスパーク浅草店のフィッシュカレーミールス、丸では無くバナナリーフ型のターリー皿なのがケララらしくて素敵。

大きなクレイポットに入っているのがフィッシュカレー、その隣にはバスマティライスとパパド

カトリは左からサラダ、ポテトマサラ、サンバル

ラッサム、右はデザート(多分パヤサム)

ちなみにこちらのお店のミールスは

ライス・サンバル・ラッサムは１回無料でお代わり可能

なのが有り難い。

さっそく頂いてみると、

ラッサムはコショウがしっかり効いていてかなり辛みがあるので辛いのが苦手な方には割と厳しいかもしれない。

けど、私はある程度辛いものはイケるクチなのでとても美味しく頂けた。

メインであるフィッシュカレーはカジキマグロだろうか？のキューブが入ってて、感動するほどの美味しさって訳じゃないけれども無難に美味しく頂けた。

このお店で私が何より印象に残ったのがサンバル

サンバルは豆と野菜と数種類のスパイスで作る、日本で言えば味噌汁のような立ち位置のカレーで、とても優しい味わいなのだけれども、個人的にはなんか味気ないなあなんて感じたりで今まではそこまで美味しいと思って食べたことは無く、ミールスを頂く場合は大体他のカレーと混ぜて食べてました。

勿論好きに混ぜて食べるのがミールスの醍醐味でもあるので、それはそれで正しい食べ方ではあるのだけれども、

ここのサンバルは単品で食べて十分に美味しいと感じた。

味の構成はシンプルだし、刺激が何か強かったりなんてことも無くしっかり基本のサンバルではあるんだけれども、しっかりと一本味の道筋が通っていると言うか、野菜だけなのに物足りなさを感じる事が無かった。

先ほどサンバルは日本で言う味噌汁のような物だと説明したけれども、このサンバルだったら本当に毎日食べても飽きないかもしれない。

こちらは友人が頼んだマサラドーサ、筒状に丸めて提供される物の方がメジャーだけれども、こちらは三角形に折りたたまれており、中にはポテトマサラが入っている。

先ほど紹介した「食べ歩くインド」にこの料理の事も書かれていた。

実はこの料理南インドの伝統的な料理では無く、1938年創業のマドラスのレストラン「ニュー・ウッドランド・レストラン」が考案した南インドのドーサに北インドのポテトマサラをつめて南北インドをフュージョンさせた創作料理なんだとか。

少し頂たのだけれど、こちらのお店のドーサは割りとモッチリした感じで食べ応えがあった。

ドリンクメニューにコーラが無かったのでマンゴーラッシー頼んだんだけど、後ろの冷蔵庫をそのあと見たら普通にコーラが入っててちょっと落ち込んだ。

サウスパーク浅草店　店舗情報

あとがき

店員さんの対応も良く、雰囲気含めて良いお店だった。

現地の方がやってるようなカレー屋さんは、日本人のやってる意識高い系のカレー屋さんと違って変な圧が無いのがとても有り難い、店主がSNSで定期的に発狂してるカレー屋とか幾ら美味しくても自分はおっかないので行けないし。

とりあえず、こちらのお店のビリヤニも食べたいしバナナリーフミールスも食べたいしなので近々また来よう。

その際には今回の経験を活かし、北千住からつくばエクスプレス経由で向かおうと思います。

それでは！

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